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なぜアプリ開発なのか?コンピューターをめぐる冒険。【エッセイ】



photo credit: PAKUTASO

小説家ブロガーとし(@toshi586014)です。

 

「なんで突然iPhoneアプリ開発しようと思ったの?」

わたしがブロガー向けiPhoneアプリ開発体験会に参加すると知ったお友達にこのように聞かれました。

そのときは、就職支援の個別相談でお話ししているときにそういう話題になって、と答えました。そのときまでは自分でも確かにそう思っていたのです。

しかし、あとになってふと『そういえば、なんでiPhoneアプリ開発なんだろう?』と思ったので、うんうんと頭をひねって考えてみました。

今回はそんなお話しです。

 

はじまりは一台のパソコン

 

わたしが小学生のとき、兄が突然大きな箱を抱えて部屋に入ってきました。

「これ、めっちゃおもろいんやで」

兄は興奮気味にそう言いながら箱を開け、何やら組み上げました。それはテレビのようですが、他にもいろいろ繋がっている不思議な機械です。

「ほら、見とけよ。このX-1いうパソコンはすごいんやで」

兄はなにやらスイッチを触ったりしながらカセットテープを取り出すと、おもむろに機械にセットします。三十分ほどテープが回ると、テレビのような画面にまるでゲームセンターで見るような本格的なゲームが映りました。

「うわあああ、お兄ちゃん!すごい!何これ!?」

わたしが目を輝かせて尋ねると、兄が得意気に答えます。

「これはな、ゼビウスや」

これがわたしとパソコンのはじめての出会いでした。

 

無限に広がる世界

 

兄がパソコンを買ってきてからというもの、わたしはすっかりパソコンに夢中でした。

ザナドゥ、ブラックオニキス、ファイヤークリスタル、夢幻の心臓、ハイドライド、テグザー、タイムトンネル、ラグランジュL2、サラダの国のトマト姫、などなどなど、たくさんのゲームにハマりました。

テープを、フロッピーディスクを入れ替えるたびに驚きが、ワクワクがありました。

漫画などで過去から来た人がテレビを初めて見たときに、こんなちっこい箱に人が入ってるぞ!と驚くシーンがありますが、当時のわたしもそんな感じでした。

「こんなちっこいパソコンの中に無限の世界が広がっているぞ!」

 

プログラムという魔法

 

すっかりパソコンに夢中のわたしは、パソコン雑誌を買ってもらい、ボロボロになるまで読み込みました。

そしてある日、プログラムというものと出会いました。

それは確かLOGINかベーマガだったと思います。ホバーアタックという横スクロールアクションゲームの画面とプログラムが載っていたのです。

それがあまりにも面白そうだったので、わたしはワクワクしながらプログラムをパソコンに入力しはじめました。何ページにも及ぶまったく意味のわからない英語らしきものと数字を、何度も間違えながらひたすら入力しました。

そしてついに完成し、わたしは実行ボタンを押しました。

すると、パソコンの画面に本と同じゲーム画面が映っているのです。わたしは初めてゼビウスを見たときと同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上の興奮を覚えました。

自分が入力したプログラムが動く。まるで魔法の呪文を唱えて魔法を発動するかのようではありませんか!!

 

そして時は経ち

 

しかし、そのあとはファミコンにハマりはじめたからか、パソコンから遠ざかってしまいました。

そして時は経ち、わたしの前に再び素晴らしいものが現れました。

それは、MacとiPhoneです。

LC630を買って以来、すっかりMacにハマっています。さらに、iPhoneが登場したときは、興奮して発売日にソフトバンクショップに駆け込みました。

そうして少しずつですが、子どもの頃に感じた魔法への憧れ__初めて入力したプログラムが動いた興奮__がわたしの中によみがえってきたのです。

いえ、よみがえってきたというのは正しくなさそうです。眠っていた、もしかしたら自分から眠らせていたものが目を覚ましたのです。

兄がX-1パソコンを買ってきたあの日、ホバーアタックというプログラムを入力して実行したあの日。あの日のわたしは輝かしい力を持つ魔法使いを憧れの眼差しで眺める普通の子どもでした。

そして今、あれから三十年の時を経て、わたしはようやく扉の前に立ったのです。魔法使いへとジョブチェンジすることができる神殿の扉の前に。

どんな魔法使いになれるのかはわかりません。願わくば、皆を笑顔にする魔法を使えるようになりたいものです。

 

晴れた日も、曇った日も、素敵な一日をあなたに。

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  1. […] る読者の投稿プログラムを打ち込んで動かすのは好きでした。自分で入力したプログラムが動くあの感動はなんともいえないものがありました。(詳しくはこちらの記事をご覧ください) […]




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