光の玉に導かれるように
先日、ドラゴンクエストの曲を聴きながら洗濯物を干していると、光の玉に導かれるようにこちら↓のアイデアがふってきました。
そういえば、会社の仕事をギルド制にできないものかな? あたらしい仕事が発生したら、ギルドでメンバーを募集するの。仕事のランクによってポイントが決まってて、そのポイントをもとに報奨金(給料)が決まる仕組み。
— とし☆アプリ開発本を執筆中 (@toshi586014) March 4, 2018
ほとんどこちらのつぶやきで書いているとおりですが、少し補足します。
クエストが発生したらギルドでメンバーを募集
まず、あたらしいクエスト(仕事)が発生したら、ギルド(会社の部署だったり、職種だったり)でメンバーを募集します。
ちょうど、ドラゴンクエストでルイーダの酒場でメンバーを募集するような感じです。
そして、ギルドのメンバーのなかでそのクエストをやりたい人が、自分から立候補します。メンバーが集まれば、あとは冒険者仲間として力を合わせてクエストをクリアしていきます。
クエストのランクとポイント
クエストは、ランクによってポイントを設定します。そして、そのポイントをもとに報奨金(給料)が決まる仕組みにします。
難しいクエストだけどポイントが高いのを選んで「おれはこのヤマで一発当ててやるぜ、ヒャッハー!」っていうのもいいですし、ポイントは低いけどおもしろそうな仕事を選んで「これは料理のしがいがありそうですね、フフフ」というのもいいでしょう。
ギルド制のいいところ
このギルド制のいいところは、自分で仕事を選んでコントロールできるところです。
会社の体制や仕事内容にもよりますが、仕事を選べないということストレスになります。また、自分のキャリアを選べないということでもあります。
さらに、ワークライフバランスから考えても、仕事を自分でコントロールできるのはいいことです。ガッツリ仕事をしたいときにはたくさんの仕事に参加できますし、ゆったりと仕事をしたいときにはゆるめの仕事を選べばいいでしょう。
ギルド制と組織力
ギルド制にすると、人気のない仕事(きつい、難しすぎる、スケジュールが短いなどなど)には人が集まらなくなるでしょう。そのため、営業担当者やマネージャーは、いかにいい仕事を獲得するか・つくりだすかという力量が問われます。
また、チームリーダーは、いかにギルドメンバーを集めらるか、そして、メンバーの離脱を防ぐことができるかという力量が問われます。
仕事自体の魅力だけでなく、自分といっしょに仕事をしたいと思わせたり、ポイントを高くするように交渉するなどの工夫が必要になります。
ギルドメンバーは、人気の仕事や自分のやりたい仕事を選ぶことができるようになるために、自分の魅力と技術力をあげる必要があります。
このように、押し付けの仕事をするのではなく選択する自由を用意することで、みんなが自分たちの領域で魅力と技術力を高めていき、結果として組織が強くなることでしょう。
キャリアと働き方の選択
働き方改革が活発になっていますが、残業対策やリモートワークといった部分に注目が集まりがちです。もちろん、そういったところも推進する必要はありますが、個人的にはキャリア選択の自由も広まってほしいと考えています。
会社に入って特定の職種についたらあとは決まったキャリアパスしかない、というのではなく、自分で自由にキャリアパスを設定できることが望ましいです。
働く時間や場所だけでなく、仕事の内容も自由に選べることで、よりのびのびと楽しく仕事をできるのではないでしょうか?
実現するためにはたくさんの課題もあるでしょうが、「昨日の夢は、今日の希望であり、明日の現実である」という言葉もあるように、明日の現実とするために今日の希望を胸に抱きながら改革を進めていきましょう。
終わりに
そんなことを考えていると、沢渡あまねさん(@amane_sawatari)がこちら↓の本を出版されました。
ドラクエ世代のわたしにぴったりなこの本を読んで、チームマネジメントレベルをあげようかなと考えています。
晴れた日も、曇った日も、素敵な一日をあなたに。
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