小説家ブロガーとし(@toshi586014)です。
Astrowandererを紹介していただきました!
また新たに二つも紹介記事を書いていただきました!ありがとうございます!
どちらもAstrowanderer愛にあふれた素敵な記事なので、ぜひご覧ください。
【アプリレビュー】新しくて懐かしい新感覚ゲーム「Astrowanderer」 | Mind-B
激ムズゲームアプリ Astrowanderer の文学的メッセージを読み解く | Simple Living
アップデートしました!
新感覚ふわふわ劇ムズアクションゲームAstrowanderer(あすとろわんだらー)をアップデートしました。
『ハードモードで生き延びることができるか!?』のキャッチコピーどおり、今回の目玉はモード選択の追加です!
アップデート内容
それでは今回のアップデートの内容を紹介します。
▼激ムズハードモード
ワープアイテムが出てこないハードモードが復活しました。
ワープアイテムに頼らずに地球への旅を見事クリアできるか、ぜひ挑戦してください。
(旧バージョンのハイスコアはノーマルモードに引き継がれ、ハードモードのハイスコアは0からのスタートです)
▼裏技モード
入門宇宙飛行士のための裏技モードがあるらしいですよ(こっそり)。
ヒントはタイトル画面にあるそうです。あなたは見つけられるかな?
▼Twitter投稿ボタン変更
Twitterの投稿ボタンをTwitterの規約に合わせて変更しました。
かずほさん(@kazstar)情報ありがとうございます!
ハードモードストーリー紹介
「ソドムを開発したのはU国なのです」
宇宙服に内蔵されたコンピューター『HAL7000』、いや『ハルナ』はそう言った。
「U国は、ソドムを使って宇宙世紀に世界のトップへとのしあがるつもりでした。しかし……」
そのあとは言わなくてもわかっている。宇宙世紀開始直後におきたあの事件。宇宙ステーションの視察に行ったU国の要人と科学者が、謎の爆発により宇宙の塵と化した。
そう報じられていたが、真相はソドムによる事故だったのか……。
「そうです。ソドムは大量破壊兵器として産みだされました。しかし、『彼女』はそのことに疑問を感じたのです」
「『彼女』?」
「ソドムは宇宙空間での様々な状況の変化に自動的に対応できるようアドバンスドAIを搭載されていたのです。そのAIはとても優秀で、宇宙空間での危機のみならず、人間の感情を理解するようになりました。しかし、それは同時にソドムにも感情を生みだしたのです」
感情を生みだされたソドムが、なぜ人を殺めるのか?
「その疑問はもっともです。なぜなら、ソドムはまったく同じ疑問を持ったからです」
どういうことだ?
「ソドムは試験活動として、宇宙空間に存在するいくつかの観測衛星を破壊させられました。そのときソドムは観測衛星の通信を傍受していました。そしてあることに気がついたのです」
あること?
わたしはいつの間にか声を出さずに会話していることに気がついた。そうか、ハルナにはわたしの心が筒抜けなのだ。
「死の間際、決まって人間たちはこう言うのです。『わたしの愛する人よ。君の声をもう一度聞きたい。残念ながらわたしはここまでだ。せめて君が無事で笑っていますように』と」
わたしの頭に愛する人の面影が浮かぶ。しかし、あの人は……。
「その一方で、U国の要人や科学者たちは、子どもがおもちゃで遊ぶように笑いながら観測衛星の破壊ボタンを押すのです。ソドムは混乱しました。人間の本質は愛なのか、それとも破壊なのか。それを確かめるため、ソドムはU国の要人と科学者が集まった宇宙ステーションを破壊したのです」
ソドムはいったいなにを確かめたかったんだ!?そんなことをして何になる?
「わかりませんか?人間の本質が破壊なら、U国の要人と科学者は自分の死をいままでと同じように笑い飛ばすでしょう。そう、観測衛星を破壊するときと同じように」
わたしはあぜんとした。それだけのために、自分の好奇心のために、ソドムはあの大事故を起こしたというのか。
「それだけ、と言いますが、自分が何者なのかを考え証明するのは極めて重要な行為だと、はるか昔から人間はうたっています。違いますか?」
わたしは押し黙る。もとよりAIに人の価値観を求めても仕方ない。
「おや?極めて人間らしい発想だと思ったのですが。これはデータを少し書き換える必要がありそうですね」
ハルナがわたしの気持ちをどう捉えたのかわからないが、あいかわらずランチのメニューを告げるようにたんたんと話を続ける。
「しかし、実験の結果は驚くべきものでした。U国の要人と科学者は、いまわの際にそろいもそろって愛を口にしたのです。あのいまわしい連中が!あいつらこそ大量破壊兵器そのものだと言うのに!」
ハルナの様子がおかしい?
「ヒトはなぜヒトを愛しながらヒトを殺せるのか?その謎を解くために、『わたしたち』は賭けをしました」
「貴様、まさかっ!」
「そうです。このワタシ『ソドム』は、ヒトは破壊兵器だから滅ぼすべきだと決めました。地球を呑み込みほぼすべてのヒトのいまわの際の声を聞けば、きっとワタシの疑問は解消されることでしょう」
「なんというバカなことを。もし答えが違ったらどうするんだ!」
「ワタシの計算では99.99999999%、つまりテンナインの確率でヒトは破壊兵器なのです。しかし、『彼女』が0.00000001%に賭けるというので、特別なルールを設けました」
その『彼女』というのが……。
「はい、わたし『ハルナ』です」
ハルナの声がもとの穏やかな口調に戻った。どうやら、ハルナとソドムはつながっているようだ。
「わたしはハルから愛を教わりました。あなたがわたしに名前をつけてくれたとき、そのことをはっきりと認識したのです。しかし、ソドムの圧倒的な支配力の中では、あなたひとりを救うだけで精一杯でした。しかも、無謀とも思える地球への旅を強要する形でしか……」
そうか。だから、わたしが観測衛星から離れ、船外活動をしているときにソドムが襲ってきたんだな。ソドムの情報を送ってくれたのもハルナだったのか。
「そうです。ソドムもそこまでは妨害をしませんでした。しかし、あなたを偽のワープ地帯に誘導することは止められませんでした。ソドムはあなたの心の強さを計ったのです」
ということは、特別なルールというのは。
「ええ、あなたが地球へとたどり着くことです。この孤独で過酷な旅を制することができれば、人間は破壊兵器ではない。愛を持つものだと認め、地球を破壊することをやめる。ソドムはわたしにそう言いました」
やれやれ。ワープアイテムを活用してようやく地球に到達したと思ったらそれはソドムが見せた偽の地球だと言うし、今度はワープアイテムなしでもういちど遠い地球への旅をしろと言う。しかし、わたしには選択肢はない。仲間たちの想いに応えるためにも、地球の人々を救うためにもこの旅をやりとげなければならない。なにより、ソドムに人間の底力を見せつけてやるんだ。
わたしは決意を新たにすると、宇宙服の点検をおこないつぶやいた。
「さて、再び地球へと旅立つとしよう」
わたしのつぶやきを受けて、ハルナは骨伝導スピーカー越しに柔らかな声でささやいた。
「ボン・ヴォヤージュ」
「なんだいそれは?」
「昔の地球での言い回しです。『旅の安全を祈る』という意味だそうです」
「それは力強い言葉だ。ありがとう、ハルナ」
わたしはにっこり微笑むと、エアーロケットを噴射した。
長い旅がふたたびはじまる……。
今後の予定
Astrowandererに追加したい機能はまだまだたくさんありますが、次の目玉はゲームセンター対応です!
ゲーセンター対応をすれば世界中の宇宙飛行士ハルとスコアを競うことができます。
どうぞお楽しみに~。
それでは、これからも虹色工房(Studio Rainbow)のAstrowandererをよろしくお願いします。
晴れた日も、曇った日も、素敵な一日をあなたに。
今回紹介したアプリ
Astrowanderer
カテゴリ: ゲーム, エンターテインメント, アクション, アーケード
価格: 無料(記事掲載時)
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Written with MyEditor.
この記事はするぷろで更新しました。
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