小説家志望ブロガーとし(@toshi586014)です。
すでにTwitter上ではご報告しておりますが、退職することがほぼ決まりました。
退職への道のり
11月の初めに提出した傷病手当金申請書に不備があるから連絡してきなさいと、23日からの連休前に突然会社から手紙が届きました。
わたしは、なぜ今頃になって?しかもメールで送ってくれたらすぐ届くのになぜ手紙で?と思いましたが、連休明けてすぐに『生活に困っているから早く手続きしたいし、すぐに送り返してね。てへぺろ。』という主旨のメールを送り返しました。すると、その日の夜_晩ごはんを食べようという時_に上司から電話がかかってきました。
曰く、傷病手当金申請書を手渡しするから、今から出てこれないか?とのことでした。わざわざ手渡しなんて、と不思議に思い、送ってくださいと言うと、手渡しでないとダメとのこと。
わたしは、ごはんを横目で眺めつつ、二口ほどつまみ食いしつつ、家を出ました。
上司との面談
電車でゆられながら、一体なんだろう?と訝しみながら、ドキドキしていました。
そして、上司と落ち合い喫茶店へ。
まずは、傷病手当金申請書の不備について説明がありました。そして、今回の傷病手当金は給付されないかもしれない、と言われました。というのも、わたしは一度うつ病で傷病手当金をもらっていて、期限切れになっています。今回はパニック発作で申請をしていますが、同じような病気だと審査が通らない可能性が高いそうです。
出すだけ出してみたら、ということで、書類を受け取りました。その時、上司の持つクリアファイルから、ちらりと就業規則が覗きました。
そして退職へ
なんで就業規則なんか持っているんだろう?と思っていると、上司は次のように切り出しました。「もうとっくに就業規則にある休職期間をすぎてるから、退職届を出してくれ。」と。
前回_あれは確か今年の春でした_上司と面談した時に、就業規則にある休職期間をすぎてるから普通の会社やったらクビやぞ、と冗談交じりのように言われたことを思い出しました。その時はそれで話が終わり、就業規則の休職期間なんてものがあるんだ、くらいに思っていました。
しかし、今回は就業規則を開き、はっきりとほらここに書いているからダメだろ?と言われました。わたしは突然のことに驚いて、休職期間は一年六ヶ月と書いていることは、なんとか確認しました。でも、就業外の事由で、とも書いていたような気が…。
ともかく、規則にある以上は認められない、すぐに退職届を出してくれと言われました。そして、会社側から一方的に解雇にすることもできるけど、お互いのためによくないから、退職した方がいいだろ?と。
わたしは、咄嗟に「来年からがんばって出社するからダメですか?」と聞きました。しかし、「前回_春のことです_会った時もそう言ってたけど、ダメだっただろ?今までダメなのに、なんで来年に突然よくなるんだ?そんなことあり得ないだろ?」と言われ、その話は打ち切られました。
しかし話は続き
そのあとは、上司のアドバイスがありました。「会社のことを気にかけながらいるよりも、きっぱりやめて失業保険をもらいながら次のことを考えた方が、病気にもいいだろ?どうせ、家でぼんやりしているのは同じなんだし。お前の引き継ぎをした人たちは、大変な思いをしながら仕事をサポートしてくれてるんだし、そんな人たちへの気遣いもしなくていいやろ?それに、薬も飲んでいないんじゃないの?だって薬を飲んだらよくなる病気なんだろ?仕事を休みがちだった時に、もっといい病院に行ったら良かったのに。」
わたしは、そんなアドバイスをぼんやりと聞きながら、すでに先のことを考えていました。次の仕事をどうしよう?と。
そして、当面の生活費のため、退職金について尋ねました。上司は、多分、と前置きしてこれくらいだろう、と告げました。10年と少し勤めましたが、しかし、その金額は思ったよりはるかに少ない金額でした。
がっかりしながら、早く仕事を見つけないと、と考えていると、上司が言いました。「早く手続きした方が、厚生年金や保険料の支払いが減るから、11月付けで退職届を出したほうがいいぞ。早く手続きしないと、解雇になるから。」
さようなら
すでに会社への未練はほぼ消滅していましたが、お世話になった方々やわたしが担当していた仕事の近況が気になったので、少し雑談をしました。
そのあと上司は、少し辛そうに、「退職勧告は辛いな。」と言い、「でも、お前はよく働いてくれたから、元気になって次の仕事が決まったら、飲みに行きたいな。」と続けました。
そうして、面談は終わり、じゃあ手続きよろしく、と言う上司と袂を分かちました。
退職して路頭に迷うにゅっと
わたしは家路を辿りながら、妻への報告に気を重くしていました。また、Twitterで上司に会いに行くとつぶやいた時に、心配して声をかけてくださった方へのご報告も含めて、退職して路頭に迷うにゅっと、とつぶやきました。
すると、驚くほどにたくさんの方からお声をかけていただきました。
そこには、心配する声、驚く声、励ます声、元気付ける声、アドバイスする声、本当に、本当にたくさんの方からのいろんな声が集まりました。
わたしは、驚きながらもお返事を重ねているうちに、みるみる元気になってきました。そうして、電車の中にもかかわらず、にやにやしてました。
その時の気持ちがこちら↓です。
さて、それでは、これより妻への報告会をしてきます。しばらくお返事できないかもです。でも、わたしは元気です!みなさんのおかげで元気です!
— とし☆小説家志望→タスククエスト連載中さん (@toshi586014) 11月 26, 2012
妻への報告
会社のことはすっかり吹っ切れましたが、妻への報告だけが気がかりでした。わたしはとても気を重くしていました。
そして、家に着き、妻にすべてを報告しました。深刻な声で話すわたしと正反対に、はしゃぎまわる子どもの声が響きます。
しかし、妻は子どもの声に負けないくらい明るく、わたしを励ましてくれました。本当に妻にはいつも救われます。
その時の気持ちがこちら↓です。
みなさん、ご心配をおかけしました。妻に報告を終えて、子どもの寝かしつけに入りました。妻に励ましてもらいつつ、今後のことを話し合いました。とりあえずは、あしたにでも労働基準局に行って相談してきます。
— とし☆小説家志望→タスククエスト連載中さん (@toshi586014) 11月 26, 2012
感謝
子どもを寝かしつけたあと再びTwitterに戻ると、たくさんの方に声をかけていただきました。
みなさんの暖かい心配りに、本当に胸がいっぱいです。(決して、遅めの晩ごはんで胸焼けしたわけではありません)
その時の気持ちがこちら↓です。
今日この日の感謝を胸に、わたしはあしたも歩いていきます。みなさんの声援がなければ、今頃はどん底だったでしょう。でも、みなさんがこっちに来いよって引っ張り上げてくれたので、わたしは穴から出て上を向いています。驚くことに笑っています。本当に、本当に、感謝しています。ありがとう。
— とし☆小説家志望→タスククエスト連載中さん (@toshi586014) 11月 26, 2012
声をかけてくださったあなた。そっと、ふぁぼってくれたあなた。おそらく気を遣ってあえて声をかけなかったあなた。
あらためて、この場を借りてお礼を申し上げます。
心から感謝しています。
それからこれから
まずは、きっちりと会社との付き合いを清算してきます。
そして、今後の生活のために、失業保険を申請しつつ、職業訓練を受けるなり、就職活動をするなりします。
もちろん、わたしの夢である小説家への道も挑戦します。
出版社さん、『うつ病パパの休職退職日記』や『小説家志望ブロガーの育児術』というような企画はいかがでしょうか?
タスククエストもありますよ!
と、さりげなく(?)営業をしつつ、筆を置きます。
晴れた日も、曇った日も、素敵な一日をあなたに。
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